歯の数が少ないのは、先天的にもともと歯の数が少ない場合もありますが、何らかの障害のために顎の骨の中に生えるべき歯が埋まっている可能性が否定できません。レントゲン撮影などで比較的簡単に障害が見つかることは少なくないのです。
たとえ乳歯であっても、歯の数が足らないと、歯並びが悪くなり将来的に永久歯の噛み合わせに悪影響がでたりすることが考えられます、さらには顎の成長にも影響を及ぼして、顔の形が変形したりするようになる可能性もあります。障害を取り除き、歯を正常な位置にはえるように誘導してあげることで、健全な歯並びと顎の成長を取り戻すことが期待できます。
その際、できればちゃんとした小児歯科の先生にかかった方が良いかもしれません。ちゃんとしたというのは、小児歯科のトレーニングを受けておられる先生ということです。例えば小児歯科の専門医の資格を持っておられるとか、あるいは2年以上大学の小児歯科の教室に所属し、かつ小児歯科学会にも所属している先生なら安心して診てもらえるのではないでしょうか。最近はHPなどで院長のプロフィールを公開している医院も少なくないですから、簡単に検索できると思います。